ロイムblog(音楽紹介)

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【渦】サカナクションから考える発信の在り方【雑談】

私がサカナクションに出会ったのはいつだっただろうか…

 

サカナクションVo.山口一郎氏の書籍を少しずつ読みながら、

今日はこんな曖昧なことを考えていた。

 

サカナクションというと、

私にとっては特別なミュージシャン。

 

曲を聴くことで、

曲としての娯楽を超えてくる。

 

価値観の深層を突かれるような、

孤独を肯定される安堵に包まれるような。

 

いまだに聴くときの気分でよく分からない感覚になってしまう。

 

と、今日も心がシャカシャカと振られるような感覚になりながら、こんなこともまたよぎった。

 

 

それは、「音楽の発信」の在り方。

 

はるか昔の記事「エンドレス」でも書いたが、

サカナクションは公式動画のコメント欄を封鎖している。

 

そして、その理由にあるのは、

 

人の意見に引っ張られてしまうから。

 

というもの。

 

※以下記事参照。

news.audee.jp

 

私はブログを日々書きながら、

この件がずっと違和感として残っている。

 

 

私がブログを始めたのは、

普段周りに共有できない(共有しづらい)感覚を

誰かに共有してみたいと思ったから。

 

また、日々の与えられる課題ではなく、

何か自分を出発点として、

誰かにとっての価値を創りたいと思ったから。

 

 

その中で大事にしたかったのは価値観の押し付けではない。

 

曲を通した

「考え方」「受け取り方」のバリエーション

を広げて欲しいと思ったから。

 

もう少し柔らかく言うとすれば、

「楽しみ方」を多角的に見てもらう

ことにつながって欲しいと思うから。

 

 

私はYouTubeのコメント欄もチラッと見る事があるのだが、

やはりその中でも、影響を受けることは多い。

 

"この人は自分と真逆の感情で捉えているんだな"

とか、

"この詞からそんな描写をイメージするんだ"

 

といった感じだろうか。

(私は描写が特に好きなので、記事に書き連ねるのも特に好きな時間。)

 

ひとこと程度に書き留められたコメントでさえ

これだけ多様な感じ方があるのだ。

 

では、その捉え方の全貌はどうなのだろう……?

 

 

こんな風に、コメント欄は

価値観の渦なのだ。

 

だけど、その渦に呑まれる、もはや飛び込むような感覚を持ち合わせていたからこそ

今こうして文を綴っているわけでもあるのだと思う。

 

 

そう考えると、

私は間違っていないのか?

誰かの価値観をかえって固定させてはいないか?

 

答え合わせをされるかのような、こんな疑念を持ち合わせている。

 

 

サカナクション、特に一郎さんの

正解を決めつけない、常に時代にフィットした方針・考え方を模索する姿勢

を尊敬しているからこそ、

 

私もまだ悩みぬいていきたい。

 

 

さて、少し視点を変えて、

ブログの性質からも考えてみる。

 

当然ブログはことばの羅列。

 

ことばが動かぬ文字として、画面に固定される。

トーンも雰囲気もない。

 

だが、例えば

「寂しい」

とこんな曖昧なことばをポンと置けば、

きっと人それぞれに感じてくれるだろう。

シンプルなほど、解釈は広い。

 

 

一方で、私が描写を用いて

"砂浜で波の音を拾いながら、塞ぎ込んでいる"

と言ってしまうと、

 

もうその場面で読者の脳内イメージを固定してしまうのではないか、とか。

 

 

そうなると、ブログなんて書かなくていいじゃないか、となると思うが…

 

でも、私なりにはそういう具体的なイメージを知ることで、むしろ多様な捉え方を構築できることにもなると思う。

 

具体を知るからこそ、

"これって意外とこういう捉え方も含まれているのかもしれない"

と、抽象的な「心情」を味わうことにつながるのでは…?

 

といった感じで。

 

そう考えているから、現段階ではブログの可能性を持てているというのもあるのだ。

 

そう信じて、思うがままに記事を書いている。

 

 

まあ、当ブログがどれくらい影響になっているのかは分からない。

 

 

だけど、誰しもが雑誌や動画ばかり見るわけではないだろう。

 

日常会話に寄った口調のようなブログを好む方もいるだろうし。

 

 

私はそうした方々に記事が届けば何よりだ。

 

こうしてブログを訪れて下さる方が、この記事を媒体として、

何かしら曲を楽しむ繋がりになれば良いと思う。

 

 

とりあえず、思うことをただ書いてみた、という感じです。

 

時々こういう記事もあります。

 

もしよろしければ読んでみてください。

 

では、また次の投稿で。