ロイムblog(音楽紹介)

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【今日の1曲】月光浴 / ヨルシカ【おすすめ】【音楽】

さて、今日のテーマは「月」。

 

 

最近は夜も冷え込み、寒くなってきましたが、

それは夜が長くなったということ。

 

今晩も、外では月が元気に夜を照らしています。

 

今日の1曲は、そんな月から。

カーテンの隙間から差し込む月光の淡い光を眺めながら聴くと、本当に美しい1曲。

 

www.youtube.com

 

 

先に宣言しておきます。

今日はもう歌詞に集中していきますね。

 

もう、個人的にそれだけでも言いたいことがありすぎるくらい美しい。

各所に月・月光の美しさが秘められていると思います。

 

では早速まいりましょう。

 

 

夜の海を二人歩いた

月の束が氷雨みたいだ

 

まずはここ。

 

まず見たいのはやっぱり、

月の束氷雨と表現するところですね。

 

どっちのワードも凄く美しい。

 

ところで、月の束っていうのは何なのだろう?

 

束ねるといったら、線的な細さを感じるので、

月の(光の)束

といったところ?

 

でも確かに、

無数の光が束となって地表を照らす

だから、全体(地表面)を照らしているといえるのかもしれない。

 

 

漠然と"光"と言えども、

細かくみると一つ一つの光の重なりが

大きな1つの月光となっているのかもしれません。

 

 

 

岩の隙間に何かあった

それが何かわからなかった

少し苦しい

 

ここも凄く月光を浴びる感覚を起こされますね。

 

少しイメージしてみてください。

月光って、どんな色味でしょう?

 

私は、色で白っぽいような気がしますが、

なんとなくぼやけたような感じもしませんか?

 

このあたりのフレーズはそんなささやかな部分を言っているのかもしれません。

 

 

この場面では岩の隙間を見ているということですが、

好きなのが、いい意味で大したことをしていないところ。

 

表現の各所に、美しさを例えるような表現が散りばめられていますが、

そんな中でこの素朴なワンシーン。

 

ポツンと一人で意味も無くその辺の岩を見つめ、

何かを見たいけど、見れないくらいの淡白な光。

 

月を引き立てる夜の寂しささえも感じます。

 

 

月の中を生きる日々を

月日と誰かが言った

月の中で過ごす僕ら

いわば月光浴だろうか

 

ここは”なるほどな”

と瞬間的に思わされたところ。

 

まずは歌詞中の月日について。

これは勝手に腑に落ちましたね笑

(これが定義なのもありなんじゃないか?笑)

 

月日っていうと、もうイメージは大体決まってますかね。

 

(長い)月日をかけて〜

 

とか、こんなフレーズもあるくらいですから、

あくまでも長期的なイメージ。

みなさんもこんなイメージですかね?

 

 

だけどここではそうじゃない気がします。

 

というのも、ここで言う月の中で過ごす日々っていうのを現実で捉えるなら、

毎日のうちの少ししかない夜のことになりますから。

 

かなり短い時間を指すのだろうと思います。

 

 

でも、もしも現実を離れて、

月で人間が生活できている

と考えるなら、

もはや常に月光に浸かるってことになりますよね?

(湯船に浸かるくらい、もはや浴びるのではなくて浸かっているイメージが強い)

 

それはそれで美しいとも思います。

(それがむしろ月光浴?)

 

僕らの足が水を蹴った

背びれが光って揺らめいた

僕らは泳いでるんだろうか

 

そしてここ。

ここにきて、水、背びれ、

を連想するワードが登場します。

 

場面設定も変わってそうですよね。

 

さっきまでは、

空の上にいたような、

地表に足をつけていたような。

 

でも、今は水中

でも、背びれが光るような、

浅く、もう本当に水面の近くにいるような魚。

こんなところでしょうか。

 

以下にもその場面が続きます。

 

 

魚の僕は息を吸った

貴方もようやく気が付いた

月が眩しい

 

ここはイメージするだけで月の明るさを感じるところ。

 

もし水中から月を見ようものなら、

きっとほとんど光を目視できないはず。

月光自体、すでに淡いっていうのもあって。

 

でも、その光を見たいから、わざわざ水面に上がってきたい。

 

それくらいの月光の美しさを表しているように思います。

 

 

 

 

 

さて、長くなったのでこのへんで。

 

詞を紹介したのか、詩を紹介したのか。

もうわからないくらい文学的でロマンチックな曲です。

 

ぜひ楽しんでみてください。