ロイムblog(音楽紹介)

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【今日の1曲】君に夢中 / 宇多田ヒカル【おすすめ】【最愛】【ドラマ】

曲のタイトルの通り、「純粋な思い」、

だけど"どこか切ない"

こんな感覚に陥るだろうという曲をチョイス。

www.youtube.com

 

曲の前に、エピソード的なものを一つ。

 

この曲は2021年放送のドラマ『最愛』

のエンディングテーマ。

 



私も普段全くテレビドラマなど見ないのに、

友人の勧めでドラマ『最愛』を見ました。

 

これがもうとても良かった。

正直ドラマ視聴慣れしてないので、

"全部見ないんじゃないか"

とか思ってた自分が間違ってましたね。

何回再放送されても何回でも見たい。

 

最終回を見た後、

なんか頭がもぬけの殻のようになってしまって

なんだか微妙に集中できない日がありましたが、

ここまで感情移入させられるドラマもそうないと思います。

 

このドラマをここで深掘りしようとは思わないけど、少しだけ大筋を私なりに書いておきます。

 

登場人物がお互いに難しい立場にあって

(職業的にも、人間関係的にも)

その中で生まれた恋の進展がありつつも、

過去の謎の出来事(サスペンス的)を辿っていく。

こんなサスペンスラブストーリー。

さて、曲に戻りましょうか。

上にあるように、この曲はまさにその名の通り。

 

ドラマのテーマでもある強い恋・愛、

つまり「最愛」

これがメロディに、歌詞に形を変えたような曲。

 

歌詞を見れば早速しょっぱなからですが、

君に夢中

Oh, 人生狂わすタイプ

Ah, まるで終わらない deja vu

バカになるほど 君に夢中

 

結構歌詞はストレートっぽい気もしますが、

ここの裏で鳴るピアノのメロディがイントロから一定なんですよ。

 

なので歌詞が全然文字で見るのと聴くのとで印象が変わると思います。

 

キーワードとして「最愛」があるのは間違いないわけですが、このピアノの旋律にしてもそう思わされます。

 

ずっとその人の事を考えるような、

中毒的なくらいの愛

ということを表現されているかのようです。

 

あと、私は冒頭で"どこか切ない"感覚になる

このように言いました。

 

ドラマを見て、もぬけの殻になったのもこの

   "切なさ"

が正直大きいです。

 

もう少し言うと、

単純な愛として見ることができない。

 

主人公達が普通の恋愛をできれば良かったのに、

そうはならなかった。

 

恋愛とは裏腹に、

解き明かされていく事件の真相が

何度も2人を離しそうになるような状況が訪れるんです。

 

歌詞で言えば

Oh, 人生狂わすタイプ

Ah, 許されぬ恋ってやつ?

分かっちゃいるけど 君に夢中

このへんですね。

 

でも、むしろその反動で2人は「最愛」といえるほどに強く関係を築く。

 

どうですかね?

 

結果的にそうなるならいいじゃん、

こう思われる方もいるでしょう。

 

でも私としては、

「こうならなかった世界線の方が良かったんじゃないか」 と思わされるのです。

 

ドラマで言えば、この事件に2人は過去に巻き込まれていて、

それを何年も後に掘り起こされるようなことになる。

それが関係してむしろ2人の関係が縮まるというのは複雑に思わされますね。

 

恋愛とか友好関係とか、そういう対人関係は

「どう」出来上がったか

これが後々にも響いてきそうではありますから。

 

ドラマを見ていない方でも、

なんとなく普通の出会い方ではないタイプの恋愛をイメージされて聴くと、

より楽しめる1曲のように思います。

 

 

前回の【今日の1曲】はこちら。

roymblog.hatenablog.com