【今日の1曲】正攻法/SUPER BEAVER
こんにちは。
今日は痛快なロックナンバーを一つ。
これはSUPER BEAVERの曲の中でもいい意味での荒々しさ、勢いを感じる曲かと思います。
早速ですが、歌詞。
史上初の快挙を もてはやすのに
あー過程ではなんで 舌を出す 指をさす
誰だって何だって 「最初」は初めてだ
ここはなんか刺さりますね。
自分はとことん結果主義というか、今のところは「過程」よりも「結果」の方が社会的には大切なんじゃないか?と思っているわけなんですが。
それでも結果だけじゃなくて過程を重んじる場面とか、そこから共感するものもありますよね。
むしろ自分の価値観に影響を及ぼすのはほぼ「過程」の部分なんじゃないかと思ったりもします。
そういう意味もあって、利益的には「結果」が当然重要そうですが、「過程」を軽蔑してはならないなあーと思わされるような感じですね。
(主語が人生とか価値観とか、いちいちでかくてすみません。)
それからここ。
太陽を見て 掴める気がしていた頃の
最上級の純真で 一発勝負に挑むのさ
このあたりの熱のこもった言葉選びがとても好きです。
メジャーレーベルと契約
→契約終了、再びインディーズ
→メジャーレーベルと再契約
というふうに、波乱万丈といえそうな日々を送られていることもあって、そういう苦悩だったりが込められているように感じます。
でないと「最上級の純真」というワードなんか、普通出てこないようなワードだと思います。
それだけ玉砕覚悟で信じたものを突き進んできたということなんでしょうか。
でも実際信じたものをとりあえず実践していくことしかできない気もしますね。
リスク覚悟というか、どこで失敗するかは予測できない事の方が多いですし。
なんかこのあたりの表現に、ライブハウスで積み上げてきた泥臭いなりの成功みたいなものを感じます。
SUPER BEAVERは曲全体に言えるんですが、歌詞の言葉一つ一つがとても親近感があって、丁寧に思いなんかを表現しているっていうイメージがあります。
だからこそ、共感しやすいというか、詩に移入していくというか。
ライブに行くと毎回痛感しますが、常に
「客の集団」としてではなく、
「あなた」
というふうに、一人一人と対峙する姿勢であるのもまた音楽を一人一人にとどけようとしてくれている感じがします。
(作詞はギターの柳沢さんで、珍しくボーカルが作詞されていないバンドなのに、バンド全体で曲のイメージをリンクさせているあたりも魅力かと思います。)
みなさんもぜひ、聴いてみてください。