【今日の1曲】虹を待つ人/BUMP OF CHICKEN
今日の1曲はまさに今聴いているこちら。
虹を待つ人/BUMP OF CHICKEN
実は3月にBUMP OF CHICKENのツア「be there」の大阪公演に行ってきたのだが、その時に元気付けられた1曲。
心から行って良かったと思っていて、未だにこのライブの余韻が続いている。
バンプのライブに行ったのは今回が初めてだったが、この曲はめちゃくちゃ声を出して楽しかった。
この曲はメロディといい、歌詞といい、音がそっと背中を押してくれている気がする。
見えない壁で囲まれた部屋 命に触れて確かめている
そのドアに鍵はない
開けようとしないから 知らなかっただけ
例えばこの部分。私のお気に入りの歌詞でもある。
ここでいう見えない壁というのは、一歩前に踏み出せない恐怖や不安だろうか。
そういったもので閉じ込められているように見えて、脱出できるかは自分次第でなんとでもなると言ってくれているかのよう。
いや、そもそも部屋自体、自分があると思った瞬間からできただけなんじゃないか、とか…
しかも、あえてここで命に触れて確かめる、というのが別にあったっていいと肯定してくれているようにも感じて勇気付けられている。
冷たいままの痛みが そっと寄り添って祈る
生きようとする体を 音は隅まで知っている
これは表現の仕方が好きな部分。
主語に痛みや音といった触れられないものになっているのがなんというか、親近感を感じる。
気付かないだけで、自分のとても近くに自分に期待してくれている存在はあると言ってくれているような…
「痛み」というとマイナスの印象がよぎりがちではないだろうか?
でも、そんな「痛み」さえ虹を見れるように自分を祈ってくれる存在と捉える…
藤くんの生き方を反映しているようで、自分もおういう受け止め方をできるようになりたいと思わせてくれる。
主語が音になっているのは、音楽の可能性を信じているというは藤くんの思いもあるのでは?とか思っている。
実際、音楽を聴いて気が晴れる瞬間も、虹を見た時の感覚に近い気もする。
曲名にもある「虹」というのもいろいろな気持ちに捉えられると思うので、いろいろ楽しんでみてほしい。
では、ご試聴あれ。